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開催御礼~令和七年新春講演会~

令和7年1月16日(木)
弘前販売士の会では、NPO法人東北みち会議 副理事長(東北「道の駅」連絡会事務局)
(株)マネジメント・アソシエイツ代表取締役 山田里美様をお迎えして

~公益と私益から見る「道の駅」について~の講演会を行いました。

あいにくの吹雪の中、皆さまお集まりいただき本当に有難うございました。
分かっているようでよく分からない「道の駅」ですが、ここ数年その強力なブランド力を目当てに参入が相次いでいるそうです。道の駅は「公益(インフラ整備を見込んでの自治体参入・管理費用分担)」と「私益(営利目的の販売業者・株式会社・第三セクター・個人商店)」とのバランスの上に成り立っています。運営母体が様々なので一貫したモデルケースはないそうです。販売士の会としては、販促のアイディアとして「東北6県を回るスタンプラリー」地域の特産品を活かしたイベント開催の集客など大変為になるお話が伺えました。

資料の一部ご紹介と説明です。
最初は高速道路の普及に伴って、サービスエリア(トイレ・休憩・自動販売機)の完備から始まった道の駅が、飲食・特産品販売を通して段々「目的」として位置づけられてきました。それが村おこし町おこしの一助を担いイベント開催などで賑わいを見せています。また、数々の震災を経験し、地域防災・避難所の役割を担うようになってきました。

長時間の運転の後、狭い車内から出て道の駅で寛ぐとそれだけでリフレッシュされ気分が上がりますね。特に子供連れとなると一刻の猶予もならない事があります。そんな時は本当に有難いですね!最近はキッズコーナーが充実している道の駅を周るお母さんたちもいらっしゃるとの事。

そして、気が付けば大量の特産品のお買い物。近隣の鮮度良い魚菜・果物は大変な魅力ですね。また、珍しいものや楽しいイベント、賑わいを体感するのもワクワクします。

最後に、受講者からの質問は「道の駅」を支える体制についてのものが多く上がりました。
〇主催者・代表者は誰なのか→駅長と言われる立場の人は主に行政、その上で物販の部分は会社・第三3セクタ  ー・個人となっている
〇物販は地元産品に限定しているのか→推奨ではあるが、ご縁があるなど理由があれば全国規模の商品を置くこともある。
〇冬季休業する所がいくつかあるそうだが、その間の雇用はどうなっているのか→パート契約で休業期の失業手当等でうまくやりくりしている。
〇東北道の駅スタンプラリーの応募者はどこから参加か→全国から(毎回とても熱心な方もいらっしゃる)
〇東北「道の駅」連絡会事務局とはどういう事をしているのか→東北全域の道の駅の活性化・PR・イベント企画などを通して道の駅の質を上げる活動をしている。展示の仕方、ディスプレイの仕方、声掛けなどの販売指導も行っている。

以上、事務局でまとめてみました。
今後、販売士の資格の活用として、販売の経験のない方々が運営する場面のある「道の駅」では、資格試験で学ぶノウハウがお役に立つのではないかと考えました。


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