お陰様で盛況のうちに講演会が終了いたしました。
全編スライド、豊富な写真で「今」「昔」の弘前の街並みと商店の盛衰を分かりやすくお話頂けました。また今後どうやって弘前の商店を盛り上げていくのかについては「東京の真似をしない」「弘前の特徴・特産を活かす(作り出す)」「古いは懐かしさを売り込むスポイント」という提案を頂きました。
参加された方の一部のお声紹介
「講師の方は偉い方なので緊張して参加しましたが、大変気さくで分かりやすく楽しかったです」「中園先生のファンなので参加しました。今回は商売・商店(大型店も含めて)に焦点を当てられてとても新鮮でした」「なぜ、あんなににぎわっていた商店街が消えて行ってしまったのか寂しい思いが沸き上がりました」「とにかく懐かしく、考えさせられる2時間でした」「小さいお店・昔がらのお店に、買いに行って・飲みに行って地元の人が皆で盛り立てていきましょう、という励ましを頂いて嬉しくなりました」
<新聞記事の紹介>
―記事文字起し―
弘前販売士の会 街の変遷学ぶ
弘前販売士の会(浜田健三会長)は24日夜、弘前市駅前町の虹のマート2階会議室で、弘前の商業史をたどる「弘前の店やっこ今昔」を開いた。参加した会員や市民ら約30人が、講師の県県民生活文化課(県史担当)総括主幹の中園裕さんから、戦後の市中心商店街の変遷を学び、街を活性化させるヒントを得た。
弘前販売士の会は、小売業で弘前を元気にする活動に力を入れている。地元資本店舗の活性策を探る一助として講演会を企画した。
中園さんは「戦後の弘前市中心街 ~その歩みから何を学び、どう考えるか?~」と題して講演。戦後の弘前駅前や上・中・下土手町、鍛冶町などの様子を納めた貴重な写真を示しながら、都市開発などでどのように変化したか分かりやすく解説した。
昭和30年代、テレビが家庭に普及する前は「映画館が娯楽の中心で商店街の要だった」と説明。映画館の周辺に飲食店や書店、喫茶店などが立ち並び商店街が形成されたとし、「人々が集まる核となるものがあることが大事」と呼び掛けた。
自動車社会を優先した街づくりを進めた結果、古い街並みや魅力ある多くの店が姿を消したと指摘。街に活気を取り戻すには「東京のまねをしてはいけない」「人を中心とする人が歩ける街づくりをすべき。回遊できて立ち止まる空間をつくることが大事だ」などと提案した。
2024年2月4日陸奥新報「冬夏言」にて取り上げて頂きました。
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